放っておくと様々な合併症につながる「糖尿病」。日々の生活習慣を見直して健康な生活を!

「糖尿病ですね」と言われたとき、あなたはどう思いましたか? 「糖尿病ってどんな病気?」「治療の方法は?」「治るかな?」等の不安を持ったり、「体調は悪くないし、大した事ないだろう」と不安を追い払って無視した人もいるでしょう。 結論から言うと糖尿病は放っておくと恐ろしい病気です。 そして、抗生物質や手術で治せる病気ではありません。

糖尿病は治りません。しかし、「糖尿病は正しい治療を続けていれば克服できる病気」なのです。きちんとコントロールすれば、全く普通の人と同じように、「健康」に暮らせるのです。

糖尿病の治療で重要なことは早期に発見して、正しい知識を身に付けることです。 健康診断などで、糖尿病の可能性を指摘されたらどうぞお気軽にご相談ください。

糖尿病の症状

糖尿病は、自覚症状が現れにくいため、健康診断などで指摘されるなどの機会がなければ自分で糖尿病と自覚することは難しいです。ですが、あらかじめ糖尿病の症状を知っておくことで、実際に症状が現れた際に「もしかしたら糖尿病かも?」と疑えるようにしておきましょう。

糖尿病の原因

糖尿病にはインスリンという身体の中で唯一、血糖値を下げるホルモンが深くかかわってきます。例えば、肥満の方の場合は適切な血糖を維持するために、標準体重の方よりもインスリンが多く必要になります。そのため、インスリンの分泌が追いつかない状態になって、糖尿病になることがあります。インスリンの不足やインスリンがうまく働いていないことが糖尿病の原因となります。

糖尿病の治療

糖尿病はお食事による治療(食事療法)、運動による治療(運動療法)、お薬による治療(薬物療法)の3つを、患者さまの身体の状態やライフスタイルに合わせて行っていきます。

糖尿病の合併症

糖尿病はそれ自体よりも合併症が大きな問題となります。糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症を3大合併症と呼びます。これは糖尿病特有の合併症で、血糖値が高いまま放っておくと、糖尿病発症時から10〜15年で合併症が出てきます。